別に俺お前のこと好きじゃねぇし




『……好きじゃないもん……ッ』


小さく呟くお前に


耳をかたむけた。


『……アンタなんか嫌いだもん…ッ』


頭を撫でながら俺はそっとお前を抱き締めた。


『……好きじゃないもん……好きじゃない…でも














嫌いじゃないもん……』





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