禁じられたGAME~王子様の暇つぶし~

第3章

「なら、よかった~。凄く安心した」







光一郎は笑顔で真奈美を見ていた。そして真奈美は







[この人、本気で私のこと信用しきっている。私は光一郎のこと好きじゃないのに。このままじゃ、光一郎があまりにも可哀相すぎる。ときどきしつこいときあるけど。凄くいい人なんだよね。なんで、私。この人のこと好きになることができないんだろ。なんでだろ。]





真奈美は胸に何か鋭い刃物が突き刺さる感じがした。それぐらい、心の中が罪悪感で満たされていた。
< 21 / 30 >

この作品をシェア

pagetop