恋の相手は王子様!?
歩きすぎたのか、慣れないヒールを履いたせいなのか靴擦れが出来た。
「……夢弥、悪りぃここから別行動な!?」
「え~、まぁしょうがないなぁ~
じゃあ、軽はずみな行動すんなよ!!」
「お前じゃねぇからしねぇよ!!」
「じゃあね、なんかあったら直ぐに電話しなよ??」
「……ったく、慣れないヒールなんて履くなよ…」
「…ぅ、ごめんなさい。」
ほらっ、と差し出されたのは伊藤君の手だった。