青春
奈留は脱力感でいっぱいだ。
「ど~しよっ。みこが死んじゃうっ!」
『…………(汗)』
しゃがみこむ奈留。
いや…そんな死にゃせんよ…。
『だ、大丈夫だよぉ…っ。奈留がいなくても、わ、私頑張るからっ!』
いつもより元気な声で言ってみせた。
「…まっ!隣のクラスなんだし!何かあったらおいでよ?私も極力会いに行くからっ」
『あ、ありがとうっ!』
今とても奈留の存在がありがたい。
奈留って本当いい子…――
「――河原さ~っん」