◆~恋色模様~◆   .★*゚ひだまり模様゚*★.

「その教室、オレの休みスペースなんだ。

だから…その……朝とか、放課後とかよくいて、小林さんの話し聞いてたんだ」





私の話し?




“今日の朝もね、日向くんにおはよって言ってもらえたの”


“ひまわり、昨日はね。日向くんがー”


“昨日同じクラスの女のコがバイバイって言ってくれたんだー”




って!



私の話しってほとんど日向くん絡みじゃないっ!



恥ずかしすぎる~っ





「だからね? 知ってたんだ。

オレのこと好きでいてくれることも、本当はクラスの輪に入りたいことも。

だから、聞きたくなったんだ。

寂しいって言ってくれたら、オレ協力したいなって。

案の定寂しいって思ってたみたいだし」



「う゛……あ…」



なんて答えていいかわからず迷う私に、続けて日向くんは
それでね?
なんて笑顔で私にこう言ったんだ。


「小林さん。

オレも小林さんのこと好きだよ」















…………へ?





< 15 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop