遺書~私、消えないように~
00,「私、死亡」
6月24日。
打ち付けるような雨が降るこの日、

14歳で性別女の私は


死んだ。


転落死。
私の住むマンションの5階から飛び降りました。
靴を揃えておき、遺書をその上に置いておきました。

私の死体を見た誰が警察に通報して遺書も簡単に見つかると思います。

コレが自殺ともすぐ分かるだろうし。


私はいじめられてはいなかったし、
両親から虐待といえる虐待は受けていないから、きっと新聞にも載らないでしょう。

私の死は何処にでもあるようなちっぽけなもの。



両親は私が死んだ1週間後に遺書を読むはずです。



たしか遺書には私の14年もの想いを書いたはず。


わたし「伊藤 やこ」の想いを。


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