さみしいよダーリン★
リビングのソファーに、並んで座ってしばし、コーヒータイム。




「歌乃。」


「ん?・・・・ん」



澄人が呼ぶ方へ顔を向けると、澄人がキスしてきた。



「どうしたの?突然。」



一瞬触れるだけのキス。



ちょっとだけ、頬が赤くなるのを感じた。



「ううん。幸せを感じたかっただけ。」



そう言って笑顔になる澄人を見て、あたしも嬉しくなった。



だから、あたしも澄人の腕に自分の腕を絡めて、澄人の肩に自分の頭を乗せて甘えた。



「今日から、ずっと一緒だね。」


「そうだな。もう淋しいなんて言わせないくらい、くっついててやるから、覚悟しとけよ!」


「ハハッ。澄人こそ、あたしの愛の重さに潰されないでね。」


「上等だ!!」




その後ブハッと吹き出し、二人で大笑いしてしまった。






日も暮れる頃、全ての荷物を、しまい終えあたしは夕食の準備に取り掛かった。



「歌乃って、料理上手いよな。」


「そう?」


「あぁ。俺のおふくろも上手いけど、負けてねぇ。」


「本当?それは嬉しい♪」




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