さみしいよダーリン★
袋をゴミ捨て場に置き、あたしは自分の車で空港に向かった。



あたしは今、神奈川に住んでいるんだけど



実家は北海道。




有給がたまっていたし気分転換のために実家に帰ることにした。



澄人には後でメールをしておこう。



あたしのちょっとした自惚れだけど



もしかしたら突然いなくなったら、澄人がマンションを訪ねてくるかもしれない。



だから、旅行は1週間することにした。



1週間すれば澄人はあたしのことなんて・・・・・














〔お客さまにご案内いたします。釧路行き〜〜〜〜〕


搭乗案内のアナウンスが流れる。



あたしはそれと同時に澄人にメールを送った。




「さ、行きますか。」




イスから立ち上がり、あたしは搭乗口に向かった。




搭乗券を渡し、飛行機に向かうあたしの背中を



澄人が必死にあたしの名前を呼びながら見ていたなんて知るはずもなく───────









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