さみしいよダーリン★
「一人の間、何をしてようかなぁ?」



朝食を食べ始めると、歌乃は呟いた。



「どこか、買い物にでも出かけてきたら?」


「う〜ん・・・1人で行ってもなぁ。」



ブツブツ何か言っていると、歌乃の携帯が鳴った。



「あ、誰かな?・・・知里さん!」



どうやら、電話の相手は進河らしい。



席を立ち、寝室へ入っていった歌乃。



だが、これも作戦のうち。



昨日仕事の時に進河に頼んだのだ。



《俺と歌乃の将来に関わる1日になるんだ。協力してくれ!》



俺の言葉に呆れるかと思いきや、進河は



《お二人の将来の記念日になりますね。私もぜひ協力させて頂きます。》



と、意外にも好意的だった。



俺は驚きながら、進河に今日のことを説明し、頼んだ。




「澄人!知里さんが、一緒にショッピングに行ってくれるって♪」


「ホントか?丁度よかったな!楽しんでこいよ!」


「うん!」



ニッコリ笑う歌乃を見て、俺は俄然やる気が出た。





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