メロンパンの恋の味

あたしは、徹の携帯と、にらめっこしたまま


徹が戻ってくるのを待っていた。


そして

「あぁ~スッキリした。」

徹がTシャツと短パン姿で、頭をバスタオルで拭きながら戻ってきた。




「携帯…鳴っていたよ」



なるべく普通に言った。


「えっ、そう?」

徹が普通に携帯を取り、パタンと開くとボタンも押さずに

すぐに携帯を閉じた。



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