たくさんの想い
ごめんね

キミには、謝らなきゃいけない事がたくさんある。


あの時、私がキミを庇っていれば…。


あの時、キミの辛さに気づいていれば…。


あの時、キミが泣いてる事に気づいていれば…。

あの時…キミが学校を休んだ事を深く考えていれば……。


あんな事にはならなかった…。



あの時、キミはいじめられてた。

私は、庇ったら今度は自分がいじめられると思い込んで、キミを助けてあげられなかった…。



いゃ、助けなかったんだ。自分を守るために…。


私は、自分の事しか考えてなかった。


自分の変わりに誰かがやられればいい。ずっとそぅ思ってた。



でも、キミがいなくなって初めて、人の事を考えた。


キミが受けていた暴力。
キミの教科書に落書きをして、ビリビリに破いて…ゴミ箱に捨てた。


それをしたのは私。

イジメられないために、自分の心を閉ざして、何の感情ももたずに…。

ずっとイジメてた。


キミが自殺したと聞いた時、頭が真っ白になった。


自分のせいで自殺した。
私が弱かったから自殺した。


思いっきり自分を責めた。


でも、いくら責めたって、キミは帰ってこない…。
いくら謝ったって、決して許されないけど、ごめんなさい。


本当にごめんなさい。



キミは愛を知らないまま、逝ってしまった。



キミに逢った時には、愛を教えてあげるよ。


だからそれまで…待ってて……ね?




==END==
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