局-tubone-
健さんは
もう一度

アタシにキスをする。

右手が
下に降りて行く。


その右手がアタシの
胸をしだく。

それも優しいモノではなく。

飢えた獣の様に。

「…ぅッ…ぁぁッ」


「なんだよ。
お前、こんなんじゃ
後が大変だなぁッ」

あざけ笑う。



「そうだ。」
と健さんは

近くにあったバッグから


黒くテカテカと光る
バイブを取り出した。
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