神様に背いた二人

調子のイイ女

次の日。


学校に行くと、みんなからの視線を浴びていた。


「あのマリオの妹…」


みんなアタシを見て、ヒソヒソ言っている。


"歩きづらいなぁ…。"



と、そこへ…


「リコー!!!!」


向こうから元気よく、カンナが走って来る。


アタシのトコロまで来ると、


「おはよう!リコ!!」


「……何か用??」


「ん、もう!冷たいなぁ。私達、親友じゃん!」


「はぁ!?自分が何言ってるか分かってる!?つい!この間!友達辞めるって言ったばっかじゃん!!」


「えー。カンナ、そんなコト言ってないよー。」



"この女……。"



「ねぇねぇ、今度マリオに会わせてよ。」

< 59 / 74 >

この作品をシェア

pagetop