間違いから始まった恋
「はい…でも今は、違うんです…ごめんなさい」

頭を下げたまま…


「今は…違うってこと?」


「はい…今は、他に好きな人がいるんです…だから…」


「何で?」


「あのメール、先輩に届いたと思ってたんです…でも、返事もないし、態度も変わらない…私の事なんて…って思ってました…」


「そっか…これも…仕方ないのかな…」


「ホントに、ごめんなさい」


「そんな、何回も謝らなくて、いいよ…ありがと」


「先輩…」


「その…好きな奴と上手くいくといいな!頑張れ」


「はい!ありがとうございます!失礼します」

私は、走りだした…

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