メイドのお仕事

え、えっ!?

「おう!よろしく頼むわー」



待て待てっ!!


「利琥!いい加減にしてよ!」

「何怒ってんのー?葉凪ちゃんご機嫌ななめぇ」



…どうしよう。





「は?明日、結婚?何で?」


会が終わって、私と利琥は今…利琥のお家にいます。


すっかり酔いが醒めた利琥に事情を説明。

「利琥がお母様の目の前で、結婚宣言したからだよ」


「まじ!?…ごめん」




「ごめんじゃないよ!本当…何にも準備してないし」

急すぎるし!


「でも嬉しいよ、俺は。葉凪がこんなに早く嫁に来てくれるなんて」


なに、能天気な事を…。



「もう、状況分かってんの!?」

「良いじゃん、もうしょうがないよ」


…なに、その人事な感じ。



「俺の事、好きじゃないの?」



え…。

「す、好き…だよ?」


何でそんな事言わせるの…っ。



「じゃあさ…俺に全部任せてよ」

「え?」


気が付いたら。


―――ドサッ


「ちょ、利琥!?」

ベッドに押し倒されてる…?



「だって俺ら、夫婦になるんだぜ?一回ぐらい…」


もしかして、まだ酔ってるんじゃあ…。



「そうゆう問題じゃないでしょ!?」

「そうゆう問題だよ」


ちょっとー!!


< 269 / 280 >

この作品をシェア

pagetop