キミとの時間



「何? 妬いてんの??」


ニッとにやけるように言う剣斗



「………。」



その態度にムカついたあたしは、かかとで思いっきり剣斗の足を踏みつけてやった



「痛ってぇぇぇ!!!」


少し涙目の剣斗


「…あんたが悪い」



「俺なにもしてないだろうが!」



「わたしをからかうからいけない」



案の定廊下にいた女の子達が、剣斗にかけより心配そうに見守る



やっぱりわたしはひねくれものかもしれない



小さい頃からへんなことで、素直じゃないって言われている



わたしはその場から離れて、有紗のところに行った




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