シュガーラブ



「電波使うほどの用事なんてないけどね」


「なくったっていいんだよ」


「ふーん」


「てか、合格祝いほしい」


「まさかわたしの少ない小遣いをせびろうとか?」


「はー? 金なんかじゃねーよ」



なんだ。とわたしは状態を起こし、ベッドの上から光汰を見下ろす。
正座して、かしこまっちゃってる光汰がなんだかおかしい。


そしてなんとなく顔が赤い、気がする。



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