サボテン恋愛☆
「なんだ、櫻井だったんだ」
にこっと笑う間宮くん。
「いつも座ってるから、誰か気になってたんだよね」
「あはは、そうなんだ」
けっこう日課だったから、
あんまり人の目を気にしなくなってた。
間宮くん気付くの遅い(笑)
「なに?彼氏まってんの?」
重そうなエナメルをどさっと置き、
間宮くんがあたしの横に座った。
「そんなかんじ。部活帰り?」
「まあな。自主練で早く終わったんだ」
ほうほう。
「バスケ大変だよね。休みなさそう」
「みんなそうだろー」
確かに…
