白いカッターシャツ
「おい。」
山村の、いつもより数段
低い声が頭に響く。
「…何?」
それでも私は動じない
フリをして山村を睨む。
いくら山村が相手でも、
こんなとこで食われるのは
絶対に嫌。
そんな私をみた山村は、
私のことをすごい顔で睨む。
「なんで、あんな奴と
楽しそうにしてんの?」
「は?関係ないやん。
しかもアイツはお前なんかより
いい奴やから。」
嘲るように私が笑うと、
山村は何故か私の上に
乗った。