遊女と経営者の恋愛事情

「…馬鹿だな。断るならキッパリ断ってる。俺からの返事は……二人になってからな。お前が嫌ってぐらい…何度でも言ってやるよ」


「…それって……もう言ってる?」


だって…何度でも言ってやるって。
それって……好きって言うのを
何度でも言ってくれるって事…?


「…さあな」


漸く車を走らせて
私達は屋敷へと向かった。


「……墓の前で俺が話すのは………俺とお前が決着付ける時だけでいいだろ」


「決着?何の決着?」


「……知らね」


嘘…本当は知ってるんだよ。
知らない振りをしただけなんだよ。


決着って言うのは…。
私との未来の事だよね?


龍也さんは。
私との未来を考えてくれてるんだよね。


< 233 / 236 >

この作品をシェア

pagetop