遊女と経営者の恋愛事情
「…馬鹿だな。断るならキッパリ断ってる。俺からの返事は……二人になってからな。お前が嫌ってぐらい…何度でも言ってやるよ」
「…それって……もう言ってる?」
だって…何度でも言ってやるって。
それって……好きって言うのを
何度でも言ってくれるって事…?
「…さあな」
漸く車を走らせて
私達は屋敷へと向かった。
「……墓の前で俺が話すのは………俺とお前が決着付ける時だけでいいだろ」
「決着?何の決着?」
「……知らね」
嘘…本当は知ってるんだよ。
知らない振りをしただけなんだよ。
決着って言うのは…。
私との未来の事だよね?
龍也さんは。
私との未来を考えてくれてるんだよね。