遊女と経営者の恋愛事情

「…取り敢えず寝ろ。俺は適当に寝るから何かあったら起こしてくれて構わねーよ」


「…ありがとうございます」


そう言って男は机に向かうと
ノートパソコンを開き仕事を始めた。


キーボードを打つ音が心地良い。
体調崩した時に、こうやって誰かが傍に居るなんて
何年振りかな…?


頭がぼ〜っとなる中で、私は瞳を閉じるとすぐに眠りについた。


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