遊女と経営者の恋愛事情
「……根は優しいんですね」
「…今頃気付いたのか?お前、人を見る目ねぇな」
悪戯に笑いながら私を見る男。
いつもはキリッとした顔しか見ないから
何だか少年っぽく見えるのは気のせい?
「龍って言うんですか?」
「ああ。龍也だ」
「クスクス。名前の通りですね」
私は不思議な感覚になると
今、本気で笑みが浮かんだ。
だって…名前のまんまだもん。
大人しいのか怖いのかわからない龍。
龍はクールだと思うし。
そのまんまだね。