この想いを君に…2
その後、光さんとあたしは再び手を繋いで歩き始めた。



特に会話をする事もなく。

ゆっくりと歩く。

お日様の暖かさとこの手から伝わる温もり。

凄く贅沢に思えた。



そして歩き疲れたら。

適当に腰を降ろした。



穏やかに打ち寄せる波。

空を舞う鳥。



ぼんやり眺めているだけで、幸せだった。
< 102 / 177 >

この作品をシェア

pagetop