この想いを君に…2
「どうしたん?」

泣きじゃくるあたしに光さんは動揺しまくっていた。

「睦海?」

「むっちゃん???」

パパや知樹、祥太郎も集まってきた。



「光さん…
お…大阪に帰るって本当?」



見上げた光さんは。

軽く舌打ちをして奏さんを睨んだ。



「奏!何で言うねん?」

奏さんはため息をついて

「お兄ちゃんこそ、何で早く言ってあげへんの?」

奏さんは少しイラついていた。

「お兄ちゃんは…
もう一人じゃないんやで!
大切な子がいてるのに、話してないって何考えてるん?
ちゃんと話し合いしろ!!」
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