この想いを君に…2
「門真さん、あのっ…」

朝、パパ達と合流して光さんは話を切り出した。

「…ちゃんと話せた?」

パパは優しく微笑んであたし達を見つめる。

「お話があります」



いつになく真剣な光さんにパパも頷いて



「それで?」



「むっちゃんが高校を卒業したら、結婚しようと思います」



パパは一瞬、目を伏せたけどすぐに顔を上げて



「それが二人が出した結論なんだね?」



そう言ってあたしを見つめた。

あたしは頷く。



「…わかった。
また落ち着いたら、話し合いをしよう。
今はそれよりも目の前の決勝、頑張れ」



パパはそう言ってあたしと光さんの肩を叩いた。
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