俺様王子と秘密の時間


突然、千秋がベットから動いたと思ったら電気のスイッチに手を伸ばした。



え……なななななに?


パチッ……という音が聞こえたとたん部屋の明かりが一気に落ちた。



「ちょ……ちょっと!なにしてんのよぉおおお!?」


千秋はあたしの言葉を聞き流して、再びドカッとベットに腰をおろす。


オレンジのスモールライトでお互いの表情がなんとかわかる。

でもそれは、ベットの上に向き合うように座るあたしと千秋の距離が近いから。



「なあ……?あの夜のこと思い出さねぇ?」


熱のこもった声で言われたその単語だけでもうわかってしまう。

千秋の家で、千秋のベットで、イケないことをした甘酸っぱい夜のこと。





「あん時のお前の声、また聞かせてよ?」


艶っぽい瞳に吸い込まれてしまいそうで、あたしは身動き一つ取れなかった。


千秋の息が触れた時……






カチャッ


「シイー?居るの?」

 

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