先輩、俺と結婚してください!!
駅前のファミレス。
ここは夢と部活帰りによく来る場所だ。
私はいつもと同じオレンジジュースを頼む。
夢はミルクティー。
いつものようにくだらない話をしていると、
「・・雪原先輩ですよね?」
声をかけてきたのは見知らぬ男子。夏川学園の制服に、赤いエナメルバック。
髪は短く、少し明るい茶色だ。
「そうですけど・・なにか?」
「やっぱり!!」
そういうと彼はガッツポーズ。
「知り合い?」
夢がニヤニヤして聞いてくる。
「し、知らないよ・・」
こういうの、ぶっちゃけ困る。
「あ、あの・・?」
「なななななんでしょうかっっ???!」
彼はなぜか異常な反応をみせる。
・・・・・?
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