俺様ワガママ主人×めいど

「そいつは楽しみだな」

「余裕なのも今のうちだから、」


「期待してるよ」

奴はまたフッと意地悪く笑った。






「~~っ、ムカつくっ!!」

「美鈴様‥!落ち着いてください」

「桐島‥いたのか」

「居ましたよずっと!」

「あぁ、存在感ねぇからわかんなかった」

「ひ、ひ、酷過ぎます‥!!」

ガーンと、暗く固まる桐島さん。


奴はそれを無視しあたしに近寄ると


「ヨロシク、専属メイドさん」

わざとらしい笑顔と言葉。


それは、

「こちらこそ、‥‥坊ちゃん」

これから始まる日々の幕開けの合図。



「『潤弥様』だろ?」

楽で幸せな日々は、到底過ごせそうもない


「絶っ対、呼ばないっ!」




美鈴 16歳
メイドから―専属メイドへ昇格(?)








< 150 / 165 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop