あなたに捧げる愛の詩
◆愛の詩

あたしの名前は神崎輝美(かんざきてるみ)、中学2年生。
お母さんが、『美しく輝くように』って言ってつけてくれた名前。

・・・でもね、お母さん・・・・

あたし、全然輝いてなんかないよ???
あたし、美しくなんかないよ???

学校では、暗くて、ジメジメした生活を送ってる。
本当に、カビでも生えてきそうな勢いだもん・・・・・。





でも、そんなあたしの生活の中に一筋の光が見えたのは、中学1年の2学期。





ある日、あたしのクラスに転校生が来た。

名前は三崎輝(みさきあきら)君。
’輝く’って書いて輝。

彼は言葉どうり、本当に輝いてる。

明るくて、皆とはすぐ仲良くなって、友達もたくさん出来て、言いたい事もはっきり言えて、中学2年にあがった今、学校全体のアイドルみたいな人になっている。


そんな彼と、初めてしゃべったのは1年の時。
たまたま席が隣になって、輝君が話しかけてくれた。



あ「ねぇ、名前なんてゆうの???」

て「・・・てるみ。
’美しく輝く’って書いて輝美。」

あ「俺と漢字一緒じゃん!!!
俺はあきら♪’輝く’って書いて輝って読むんだ♪

これからよろしくね★」

て「よろしく」



あたしは愛想の無い返事をした。

怒ったかなって思ったけど、そんな予感を打ち消すように、輝君は毎日話しかけてきた。


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