【中】好きになりました、付き合ってください!!




「真里亜〜?帰るぞ」


1年の教室なんか久々。

教室にはまだ結構生徒が残ってた。




「こんにちは!!先輩、同じ学校だったんですねー」


真里亜と一緒に近付いてきた女の子。


「あ、あのとき真里亜と一緒にいた子だよね?」


「そうです♪あのときの先輩にはビビりましたけど」


"ビビりました"って、なかなかはっきり言う子だな〜。


「はは、いきなりOKしたから?俺も自分が不思議」


まぁ当然おかしいことだけど。




「てか、真里亜?何で無言?」


俺も思ってた。

ずっと下を向いてる真里亜。

俺は真里亜の顔を見に来たんだけど。




「まぁいいけど。それより先輩ってやっぱりモテるんですか?」


"まぁいいけど"ってあっさり真里亜を見捨てた。

この子だから、真里亜の友達やってけるのかもな。


「ん?そんなことないけど」


そんな質問かわすぐらい余裕。
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