liar
liar.1
日常は崩れる
ピピピピッ
「うるさい…」
けたたましく鳴る目覚まし時計を止めて、起き上がる。
低血圧な俺には朝は辛い。
ぼーっとしながら朝ご飯を食べ、歯を磨き、着替える。
そして少し経つと鳴る玄関チャイム。
いつも通り。
「潤、はよ!」
玄関を開けると幼なじみ―優月の笑顔。
これもいつも通り。
「…おはよう」
「よし、さっ早く行くよ」
優月が俺の背中を押して歩き出す。