粉ひきの娘とお金持ちの物語~「労働の価値」スピンオフ
太った男がおりました。
男は聖書をもって市場へいき
布職人に5000円で売りました。

男は5000円をもって市場へいき
お酒を1瓶買いました。
買ったお酒で、男は1杯やりました。

酒屋のおかみがおりました…。

こんなふうに、商品は、使われるために買われます。
そして買うため、商品は、作られ売られていくのです。
このとき5000円は、手から手へ、商品が受け渡されるのを、手伝います。
おかねは ひととひとの 橋渡し。
これが、幸せな村のならいです。
これが、幸福なおかねです。
< 2 / 9 >

この作品をシェア

pagetop