永遠の愛を教えて。



………結局ーーー………


飲みに行く時間も心の余裕もなく

仕事を終えると、真っ直ぐに

灯りがついていない

1人きりの部屋に帰ってきた。


帰りがけに、コンビニで買った、お弁当をぶら下げて…



う……寂しい…





早く


彼氏が欲しいよ。


誰か、あたしの
この冷え切った心を
あたためて…。





聖夜…





やっぱり、携帯の番号ぐらい

聞けば良かったのかな…





………うぅん。


一夜限りの恋なんだから

忘れなさい。


一夜限りだから…あんな自分になれたんでしょう?



忘れろ…あたし。


冷えた、お弁当をレンジでチン♪しながら


一つに纏めていたゴムを外し

伸びた髪をボサボサにして

ため息一つ、零れ落ちた…。



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