永遠の愛を教えて。

携帯握りしめながらただ茫然と立ち尽くしていた。


ボン!

イタァ…

「危ないだろう」
怖い、オジサン。

「すみません…」

軽く睨まれ、下を向いた…。


「浩介のバカ…」

小さく呟き、駅前をトボトボ歩いた。


しばらく歩くとバス停に着いた。


『星空の丘行き』


今夜…浩介と行くハズだった場所。


誰が行ってたまるか!!

そう思ってバス停を通り過ぎた…


けど…足が止まり、振り向いた…。


『星空の丘行き』


どんな丘よ…




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