NAO



 そこには…包み紙にくっついたマスカットの飴。


 時間が経って溶けたのか…食べれるモノじゃない。


 俺は開けた包みをもう一度閉じた。


 散らばる飴をグラスに直そうとしたーー。



 「あれ?この包みだけ小さい…」



 そう思って手に取った。


 カサカサと包みを開けるとそこには…。



 「これ…ピアス…」



 包みの中には1つだけ入った緑色のピアスーー。


 その包みには文字が書いている。


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