間違えメール
恐怖
隼人はケータイをなげすてた。

「妄想はげしすぎだろ!そんなんだから、たけしが怒るんだよ!」

隼人はドクドクしている心臓をおさめるように深呼吸した。

が、またケータイが鳴った。

「もう勘弁してくれよ…」

隼人は渋々メールをみたが、「ヒィイっ」と声を出した。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐
送信者ayumi0627birthday@xxxxxx.ne.jp
‐‐‐‐‐‐‐‐‐
Re:Re:嘘つき
‐‐‐‐‐‐‐‐‐
どうして返事くれないの?
どうして?!
わたしはあなたの事をこんなに愛してるのに!
やっぱり他の女といるの?!?!!?
わたしは愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる…
‐‐‐‐‐‐‐‐‐

それは異常なメールだった。

それでもケータイは鳴りやまない。
< 5 / 10 >

この作品をシェア

pagetop