【幼なじみの恋愛事情】
「いや~美里!!」

と美鈴がみーに抱きついてきた。

女ってめんどくさいな。

たった2日会わないでギャーギャー騒いで。

「翔~」

と抱きついてきたのは、優馬。

「気持ち悪い、近寄るな」

俺は、優馬を追っ払った。

「うわー、翔君ひどいですねえ。こんな、イケメンを追っ払うなんて!!」

「お前は、悲劇のヒロインかっ」

俺は、適当突っ込んだ。

「つか、お前素直になれたか?ん?」

優馬は、俺の方に腕をかけた。

「常に、素直ですけど」

そういって、俺は優馬の腕を払って自分の席に着いた。

あ~なんか、めんどくさい。

なんで、こんなにめんどくさいのだろう。

いや、めんどくさいんじゃないんだ。

多分、優馬の言葉がひかかってるからだ。

【誰かに取られるかもよ】

だれかって、誰だよ。

つか、絶対渡さねーし。

なんなんだよ、一体。

マジで。
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