彼 岸 花


俺が下を向いた瞬間、ドンッという強い音と同時に俺は後ろに知里の手で落とされた。

俺の後ろには、はじめに入るなと言われた彼岸花


倒れる瞬間、ものすごいスローに感じた…


「私は大丈夫だから…バイバイお兄ちゃん。」


そして知里は泣きながらも笑顔で俺にそう言った。


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