濃厚なこの愛を…
バイトだけど、雑貨屋の仕事も決まってそこそこ充実した毎日を過ごしていたある日。



仕事が終わって家に帰るとアラキ玄関前に立ってた。驚いたけど、とりあえず車を停め玄関に向かう。




「何してんの?」



「俺変わったと思わない?」



確かに変わった。明るかった髪が黒く染められてる。


「髪、どうしたの?」


アタシの言葉に、アラキは口元に笑みを浮かべて


「こんな所で立ち話はしたくないからさ。部屋上がっていい?」



厚かましい態度は何一つ変わってない。
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