5人の王子と1人の少女

出会い




やっと終わった始業式。
いまだに耳がキンキンする。


クラス発表も終わり、みんなが自分のクラスへと戻って行く。
生徒会のメンバーは普通のクラスではなく特別クラスのようだ。


瑠奈ちゃんとは同じクラスだった。
2人で歩いていると大きな人だかり。
その中心で笑顔を振りまいているのはさっきの5人。

雪斗と目があった。


「あ!
莉緒ちゃん!
何組だった?
遊びに行くからね」


うわーお。
注目浴びちゃったよ。
女子からの視線が痛い…


『あーうん。
B組だったよ
それより凄い人だったんだね。雪斗って』


「そうだよ。
俺すごいんだから。
知らなかったの?」


雪斗としゃべっていると


「雪斗、誰としゃべっているんですか?」



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