ミュージック・ラブ3〜愛を奏でるメイフラワー〜
『20年近くも前だが、あの頃敬大はまだ…3歳くらいか?』

シンは考えながら言った。

『はい。でも俺はデッドスターの曲も好きで、ずっと聞いてました』

敬大は頷いた。

『今音楽やってる20代のほとんどがフレンズに影響されてるみたいだからな。そんな中でデッドスターの曲を聴いてくれてた事が、凄く嬉しいよ』

シンは上機嫌だった。

『さてと、立ち話もなんだから椅子に座ってよ。本題に移ろう』

シンは敬大を、自分の前の椅子に座らせた。

『これが契約書だ。一通り目を通して、ここにサインと印鑑を押してくれ』

シンがそう言うと、敬大は契約書に一通り目を通し、サインと印鑑を押した。

『よし、契約完了だな』

シンは契約書をファイルに閉まった。

『早速だが、レコーディングを行いたいと思う』

シンがそう言うと、敬大は驚いた。

『もうですか?』

『ああ。コンテストで歌ったあの歌あっただろ…えっーと…』

シンを記憶を探った。


< 216 / 354 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop