ミュージック・ラブ3〜愛を奏でるメイフラワー〜
レミを見送った後、敬大は押し入れを開けスーツを探した。

『えーっと、どこだ…あ、あったあった』

そして敬大は、スーツを手にとりながらじーっとスーツを見つめた。

『就活か…。俺みたいな少年院出の落ちこぼれ何かが、まともに就職なんてできねーよ…』

敬大はスーツをそっと押し入れに戻した。

そして敬大はまたベッドの上に寝転んだ。

敬大は母親からの手紙を手に取り、しばらく何かを考え込んでいたが、結局手紙を読まずにそっとテレビ台の引き出しの奥にしまった。

敬大は仰向けに寝転び、天井を見上げた。

『ふーっ、明日はセントローズ学院大学とのパーティーか。場違いだし、かったるいな…。でも、これも友達付き合いってやつだから…仕方ないか…』

敬大は独り天井に向かって呟いていた。

そして敬大は自分でも気がつかないうちに、目を閉じスヤスヤと眠りについていたのだった。

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