★ イケメン嫌いな私 ★
兄貴俺たち三人から選べなんて強引過ぎるだろう。




葉瑠の気持ち考えたら俺は無理。



葉瑠を困らせたくない。



「華月は余裕あるんだな。俺は焦ってるよ。


葉瑠が他の誰かにもっていかれたらって。」




俺に余裕、そんなのある訳がない。



今だって不安で仕方ないよ。



「兄貴はいいだろう。葉瑠と毎日一緒なんだからさ。」



「あのなぁ、学校で一緒でも生徒と先生だからまともに話した事もないよ。


女子高で葉瑠はある意味目立つから、


若い男性教師に人気なんだよ。


あの幼い顔がたまらないらしい」。


ライバルが増えそう。



ああ、止めてくれよ兄貴。


そんな話し聞きたくもない。



早く葉瑠に自分の思い伝え俺だけのものにしたい。







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