★ イケメン嫌いな私 ★

華月Side 3

俺は気付いてしまった。




永島涼、おまえは俺と同じ匂いがする。



おまえ、今まで沢山の女泣かせて来ただろ。



俺は騙されないぜ。



おまえの正体暴いてやるよ。



俺だって今までしてきた事、誉められる事じゃない。


でも俺は今までの事みな反省し、



女たちには土下座をした。


中には許さないと言った女もいたが、



俺はひたすら頭を下げた。


俺は葉瑠の為に生まれ変わりたいんだ。



葉瑠をこの手で守ってやりたい。



好きだって言えなくてもいいんだ。



でも、永島涼だけには葉瑠を譲れない。



永島といて葉瑠が幸せだとはどうしても思えない。



葉瑠が永島を愛しそうに見つめる。



そして、その永島を見つめるもう一つの視線。



君は誰?



永島を見つめ続ける、美しい少女。



葉瑠とは違う少女。



背も高いし、かなりの美少女。



昔の俺なら当に声掛けてるな(笑)。







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