強引な君と甘い恋


でも、入学してから友達になったこの三人はあたしのことを理解してくれた。


だから、この学校に入学して良かったって思ったんだ。



共学と言っても、男の子とは授業は違うし


避ければ会うことなんてないから、満足していた










……のに。



「何で裏庭にいたんだろ」


今まで一度もあの裏庭に男の子が現れたことはない。


なのに、今日はいた。




「美春、また何かあったらあたし達に言いなさいよ?」



彰の言葉に顔を上げると、三人が微笑みながらあたしを見ていた。



「うん」



笑って返事をしたあたしは、残りのお弁当を食べ始めた。



明日はいないことを祈りながら。






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