強引な君と甘い恋



─ガチャ


あれ、誰も来てないのかな?


生徒会室はシーンとして静かだった。


部屋を見渡しても誰一人いない。


彰までもいないなんて珍しい。



あたしは自分で紅茶を入れてからソファに座った。




「ん〜、いい香り」


─シーン


…静かすぎる。


もう三人とも遅すぎるよ。


何してんだろ。もしかして、今日は来ないつもり?


なんか不安になる。



─バンッ


「ハロー!あやめちゃーん!」


「きゃっ!」



突然窓が開くと同時に、窓の方から声がして


あたしは持っていた紅茶をこぼしそうになった。


あ、危なかった。



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