君へのラブソング

―覚えてるよ。

あの日のことは鮮明に。

滲んだ視界に飛び込んできた、輝いてたあなた。

あなたの素敵な歌声が、心に響いて、また涙が溢れた。


あなたは、なにも知らないあたしに笑顔をくれたね。


優しい笑顔に、ほんの少し心が落ち着いたの。


いつの間にか、あなたの抱えてる深い傷、あたしが癒したい。そう思うようになってた。


離れても、あたしもあなたが好きだよ。
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