Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜




「じゃあおじ〜
メェ〜ぬ支度、してちゅ〜さから」


「あ、私も手伝うよ
皆は荷物置いて、ゆっくりしてて」




――― 四角い窓の外 広い庭


赤い芝刈り機


外、光が当たり過ぎてて
たまに、真っ白に見える


薄いピンクに塗られた、柵の遠くに
青い海の 水平線 ――――




「天井、高いね…」


大きなクーラーがついてて
広い部屋、白いベットが四隅にあって


私たちはぐるぐる見回しながら
なんか自然に、真ん中へ寄ってってた




「… 外国映画とかでさ」


「うんうん…」


「こういう部屋あるよね…」


「うん…なんか」


「うん」


「… カッコイイね」


「うん…!!」


「バイト、頑張ったかいあった?」


「あった…!」




皆、喜びの絶叫


そしたらおじいちゃん
びっくりしたみたいで
肉、手に持ったまま
部屋に走り込んで来た




「――― いただきま〜〜す!!!」





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