Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜
「”ストロベリーピンク”さん」
「はい!!」
「――― 出番だ」
「忘れ物ない?」
「うん、大丈夫!」
扉を開いて、廊下
ストラップを肩からかけて
重いベースを、胸に抱える
その時隣の、楽屋のドアが開いて
金髪の頭が 顔を出した
「頑張って」
「あ、どうもありがとう!!」
「客なんか、カボチャカボチャ〜」
「そのTシャツ
オレンジでカワイくないですか〜?!
キモかわいいの
あたしも結構好きですよぉ」
「いいでしょ?!
ジャックランタンかわいいよね〜」
私は その笑顔に、顔をそむけた