クローバークロニクル
THIRD LEEF

Greatest Treasure

「順調に育っていますね…あら?性別がわかるわね。知りたい?」




海里の目が輝いたのを、私は見逃さなかった!

「わかるんですか!?」

「うん、わかるわよ」



二人で目を見合わせる

妊娠5ヶ月過ぎた11月。

先生の言葉に、思わず海里の返事を待った…



「…是非、教えてください」

頬を紅潮させながら、海里の目がキラキラしている

辛くてもいつも笑顔の海里

カウントダウンが進んでも、弱音を吐かずに傍にいてくれる

本当は怖いはずなのに…

心配かけないようにしている優しさに、胸が痛い

私は、海里に弱音を吐いてもらえない、頼りにならない彼女

今は支えてもらってばかりで、何も返してあげられない







「お父さん、大変ね。女の子よ?」


海里が私の顔を見つめる

「女の子だって!」

「ぷっ、聞いてたよ!」

「女の子…、絶対美人が産まれてしまう…」

何の心配????




< 150 / 158 >

この作品をシェア

pagetop